男のロマン・・・みたいな言葉で片付けられるのはいただけないけど、
でも、恋人と一緒に入浴するのが好きだ。
日本語にするとなんとなく違うイメージがするかもしれないな。
別に変わったことをするわけじゃない。
抱きしめて、互いに触れてキスをして、向かい合って話をしたり
恥ずかしそうに時折頬を染める様子を眺めたり。
髪を洗いあったりするのはさすがにここでしかできないけど、
あとはそう変わらない。
身体を繋げることだって、ベッドでする方が圧倒的に多いから、
そういう意味で言えば決してここだけが特別、というわけではないのかもしれないけど、
やっぱり俺にとっては少し特別な場所。
究極のプライベート空間、だからだろうか。
恥らいつつもリラックスしている彼女の姿を心置きなく眺められるのと、
いつも一緒に、というわけにはいかないもどかしさがあるから、だろうか。
「気持ちいい?」
バスタブの端と端にそれぞれ座っているから少し離れてはいるけれど、
でも手を伸ばせばすぐに届く距離。
彼女の上気したほっぺたを手の甲でするりと撫でてみる。
「きっ…きもち…いい…ですよ?」
うん。お風呂のことだよ?気持ちいいね。
すぐにでも事に及びそうなベッドルームとは一味違う感じがすごく好きだ。
本当の意味で静かに2人きりになれるからかな。
もちろん同じようにゆっくり過ごせるところは他にもあるけど、
なんと言っても、一緒にお風呂、は、サプライズなご褒美的意味合いが大きい。
そして俺は、いつでもそれが待ち遠しくてたまらない。
だから。
「また一緒に入ってくれる?」
2009/07/25 OUT